口の悪いので有名なイギリスの作家スモレットは、1763年にパリに来たが、極度の愚行の例として、フランスの貴婦人が顔を塗りたくっているさまをその旅行記の中に記しています。
「首や肩にべったり塗られている白粉については、生れつき肌の色が浅黒いのだから、ある程度は許せるが、あごから眼まで少しの芸も巧みもなく塗りつけられた紅は、顔の特徴をすべて破壊するだけでなく、顔付きを実におそろしいものにしているし、そうでなくても嫌悪の念を起すだけだ」スモレットによると、この毒々しい頬紅の化粧法にも取柄があるとのことです。
つまり、真っ赤に塗りあげられていると、美人もブスもサッパリ区別がつかなくなるので、チャンスが平等になるというのだ。
しかし批判者は外国人に限られているわけではない。